おかみの花日記

朴の花

| 2007-04-29 08:26 | トラックバック(0) |
朴の花
十年ほど前に
京都の山奥花背の摘み草料理 の宿、美山荘に泊まった事がある。

京の町からタクシーで1時間、鞍馬の北山杉の山中、くねくねと細い道を花背の郷へ向う。

こんな山の中も京都かと思うくらい、鞍馬の深い山の中にその宿はあった。宿に着き玄関を入ると、棚に朴の花が活けてあった。

開け放しの玄関にあの独特の、少し強すぎるくらい甘い朴の香が漂っていたのを忘れられない。

お客は私達のほかに尼さんが二人、部屋には新聞も無けらばTVもない、でも俗世から逃れて欲しいと宿の主はわざとそうしていたのでしょうか。

部屋のすぐ近くを流れる小川の流れの音とカジカかえるの鳴声、辺りには静寂の時間だけが流れていた。


お風呂をいただき、食事の案内が来て向かい側の母屋に路地あんどんを頼りに歩いて食事に出かけた。

 
あいにく体調が悪かった私に、宿の方々はとても親切にしていただいた。食事の部屋からは庭が見え、池にモリアオガエルの卵が印象的だった。

翌朝、散歩をしてみると近くを流れる小川から、霧が宿を包み込むようにたちこめて何とも幻想的な光景が広がっていた。

宿を出たのは9時ごろ、宿のご主人を始め、女将さんやの全員がお見送りに出てくれた。その宿もその後、すっかり有名になりたびたび婦人雑誌などでみかけるようになった。またあの京の山奥花背の郷にまた行ってみたいと思う。

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コメント

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