ひなげし
イタリアの5月は日本に良く似た気候、バスでミラノから南下してナポリまで移動する。今回の目的は、イタリアの食材を見てくるのも大きな目的、移動する車窓からはイタリアの田園風景が見えていた。
その中でも私たちの滞在したこの季節はエニシダの黄色い花と野生のひなげしの季節。ひなげしはヨーロッパのいたるところの草原に生えている。花の盛りの短いこの花は、移ろい行く時間の虚しさを象徴する花としてヨーロッパの人に昔から受け入れられているといいます。
ヒナゲシというとモネの「ヒナゲシ」の絵を思い出す。ヒナゲシが咲く草原に子供と日傘を差す妻を描いたモネの作品、妻を最後まで愛したモネの心が伝わってきます.
よく見るとこの絵には二組の母子が描かれている。モネは過ぎ去る時のはかなさをこのヒナゲシの中に描いたのだともいわれています。私は車窓からみえるヒナゲシを見てあの絵のことを思い出していました