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| 01.親父の「ぼやき」 03月31日 09:44 |
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親父の朝は早い、帰宅して寝るのは1時過ぎそれでも必ず6時前後には目が覚める。
そのうち我が家の仕入れ担当の二瓶さんから電話がある。二瓶さんは会津一の魚の目利き、現役時代、会津の魚の相場を決めたと言われている。携帯で布団の中から良い魚を押さえるように指示を出したりしている。
郡山の魚屋も遠慮なく電話をよこす。いやおうにも目が覚める。朝起きるとすぐに朝風呂に入り、パンとヨーグルト、それにオムレツなどの軽い食事をしてから出勤。
近頃は歩いてくる事が多い。お城の中を季節の移ろいを感じながら急ぎ足で店に向かい、9時前には平さんも調理場にきている。ゴミを出したりしながら仕込みの準備を始める。
俺はまずコーヒーメーカーをとりだして、コーヒーを沸かす。毎日決まりごとのように朝のコーヒーから一日が始まる。二人で膝を交えるように椅子に座り、コーヒーで朝の乾杯、今日の仕事の打ち合わせを行い、仕込が始まる。

| 02.親父と「出会い」 03月20日 06:42 |
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世の中には不思議な人がたくさんいる。彼はそのなかでも尊敬する不思議な友人だ。
先日、長い間の念願であった彼との酒飲みが,ようやく実現した。無理やり私の方から押しかけておまけに泊めてまでいただいた。
十年ほど前になるだろうか、裏磐梯に佐々木亭という美味しいパン屋があると聞いていた。山の中で営業しているのだが、休日などは行列が出来ると言う噂を聞いて、家内と行ってみた。
何度か通う中で仲良くなり、当時私が所属をしていた経営者団体の青年部の例会に「講師」として招いた。
それ以来この方の人間的な魅力に参ってしまった。何よりも彼からは、生きるうえで大切な事を学ばさせてもらった。
「人間は自分の思い通りの人生を歩む事が出来る。
もしそれが実現しないのなら本気で思ってなかったからだ」とは、彼が師として尊敬する中村天風先生の言葉だどいう。
悩みがあったり、心に迷いがあったりすると、俺は佐々木亭によく行く。佐々木亭の窓から見える四季の裏磐梯を眺めながら、美味しいパンを食べ、コーヒーを飲んでいると、心が落ち着き自然と解決の糸口が見えてくる。

| 01.親父の「ぼやき」 03月06日 13:19 |
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先日リサイクルショップによったら、
このポスターを見つけた。昔の酒メーカーのポスターだ。そういえば俺の実家にもこんなポスターがあった事を思い出した。(俺の実家は造り酒屋)
お店の人に「これいくらですか?」と聞いたら5000円だという、最初やめようかと思ったら。この子が「私を連れてってください」と言っている。
「家に来るかい?」と聞いたら「うん」と答えるではないか青磁の大皿としめて6000円そう高い買物でなかった。
でもなんか新しい恋人でも出来たみたいに何か心がときめいた。額を買いさっそく焼き場の前に飾ってみた。何だか初恋の人になんか似ているような気もする。
彼女は私の方を見ていつも微笑んでくれる。

| 05.お薦め連載「季を食らう」 03月05日 12:19 |
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春鰊
春が近づいてくると無性に会津人は鰊を食べたくなる。
木の芽が出る頃は魚屋やスーパーの鮮魚売り場に鰊が並ぶ。
鰊の食べ方もいろいろあるが、春籠太で提供する料理は、糠漬けと鰊の山椒煮に尽きるだろうか。糠漬けは姿のままを1割の塩を混ぜた米糠に漬け込んで、数日おいたもの。これを焼いて提供するわけだが味の濃い会津の原酒にぴったりだ。
食べる時少々骨が多いのが難点だが、でもこの糠漬けの味は捨てがたい。
山椒煮にはこだわりが有る。春、契約農家の栗城さんの会津地鶏の鶏舎の間に,大きな山椒の木が植えてある。この山椒の木 にはたくさんの実がなる。時々おじゃましては新芽、花、などをいただき料理に使わせてもらう。そして6月の初め頃、青い山椒の実を大量に摘む。
摘み時は、青い実が指の先で潰れるくらい軟らかいうち、時期を外すと硬くて使い物にならない。これを摘んできて佃煮にしておく、これを半身のソフト鰊に入れて煮るというわけだ。
最初、水に酒と砂糖を少々加え、出来るだけ低温(80cぐらい)で時間を掛けことこととゆっくり煮る。難点は大量に作れない事、醤油は最後まで入れない。入れ方を間違うと鰊はたちまち硬くなる。表面に傷がつかないように重ねない。煮汁が全体に染み渡るように、クッキングペーパーを鰊の上に静かにおく。
30分ぐらいしたら鍋ごと湯気のなった蒸し缶に入れる。いわば蒸し煮だ。手間と時間がかかるのでなかなかメニューに登場しないが籠太の自慢の一品だ。籠太の鰊料理は山椒漬けだけではない。

| 02.親父と「出会い」 03月03日 23:14 |
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籠太の常連にも様々なお客様がいる。
もう籠太に出入りし始めて10年以上になるだろうか。
籠太地元常連のなかでも伊達男と言ったら(本人の許可を取って掲載しています)やはりこの人「のぶちゃん」だろうか。
本人は外資系のコンピュター関連の会社の役員をしているらしい。ときどき外国に行くらしく良く外国のお土産をいただく。
時々和服でくるが又それがとても良く似合う。酒飲みの飲み姿がとてもいい、気が合い、お客と言うより友人みたいな付き合いをしているが、いつも決まった量を飲んでいい距離を保った会話をしてスマートに帰る。
室町時代の歌人「牡丹花宋柏」は酒を飲んだ時の
心得についてさりげなくスマートに振舞えと言っている。
そういえば彼は仙台に住まいがあるという
やはり現代版伊達男だ

| 06.籠太からのお知らせ 03月02日 17:57 |
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悲しい知らせ
俺の愛する、群馬県太田市の銘酒「群馬泉」の蔵が火事になった。この蔵には特別の愛着を感じていただけに誠に残念だ。
様々な思いが交差する。もう一度復活できるだろうか。あの薄緑の味はまぼろしになってしまうのだろうか。もう味わえないとしたらどうしよう・・蔵付酵母はどうなるんだろうか・・なんとかもう一度復活を願わずに入られない
考えてきれば不思議な酒だ。最初は印象があまりよくなかったが、時を経るに従い、この酒にどんどん惚れ込んでいくではないか。
籠太でどれだけ多くの人がこの酒の虜になった事だろう。日本酒と言うのは、本来こういう味がするのではないかそう感じさせてくれた。
俺が清酒アカデミーで講師をさせていただいた時も、小さな蔵が生き残るには、群馬泉のように生きるしかないと声高に言い続けてきた。このまま消えるのはあまりにも惜しい・・

| 01.親父の「ぼやき」 03月01日 00:11 |
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晩酌
俺は家に帰ってもあまり日本酒を飲まない。本を読みながらチビリチビリ飲んでいるのがスコッチ「マッカラン」の12年もの、これも大好きな酒だ しかし量に飲むわけではない。
口の中に含みゆっくりと飲み干す。嗜好の変化なのか、この手のスコッチずい分安くなった。イギリスのスコットランドでも多くの工場が販売不振から閉鎖に追い込まれているという。
どうしてこんないい酒が飲まれなくなってしまったんだろう・・どうも俺には良く分からない。昔はとても高くて飲めなかった。いまは簡単に気軽に手に入る。
正直いうと、芋だろうが麦だろうが、焼酎の味はいまいち良く分からない。記憶に残らないのだ。その点スコッチは強烈な位に記憶に残る。
そういえばスコッチではないが、お客さんがいつもお土産に持ってくる、北海道の池田町のブランデーも記憶に強烈に残った。あれも本当にいい酒だ